変わりたくても何からすればいいのか分からないんだよね。気づけば、今日もいつも通り終わっちゃったな。
夜、ベッドに入ってスマホを置いて、「明日こそ何か始めるぞ」と天井を眺めながら考えてみる。
でも、翌日に目を覚ますと、また同じ1日が始まって、気づけばまたベッドの上で同じことを考えている。
昔の僕も、そうやって同じ毎日を繰り返していました。
「マインドを変えよう!」自己啓発系ではよく聞かれる言葉です。
ただ、「頑張ろう」と気合いを入れて一気に変えようとしても、たいてい続きません。
僕も何かを学んで「これは変われるかもしれない」と思っても効果は数日で、気づけばいつも通りの生活に戻っていました。
そこで気づいたのが、考え方は一気に変えるものではなく、日常の中で少しずつ染み込ませていくものだということです。
しかも、頑張らなくてもできます。
やることは、自分が触れる人や情報を、自分で選ぶ。それだけです。
「考え方は頑張って変えるものではなく、環境によって変わっていくもの」だと分かり、自分を責めるのではなく、少しずつ理想の考え方に近づいていくヒントが得られます。
この記事では、考え方を少しずつアップデートしていく考え方と、今日からできる小さな始め方をお伝えしていきます。


たけと
- 人の居場所づくりに10年以上
- 「やる気」より、動ける条件を整える
- いきなり変えるより、小さく選んで積み上げる
- 「ないもの」より、今あるものから始める
- 自分のサイズで動き出すヒントを発信中
考え方は、自分で少しずつアップデートしていくもの


考え方は、日常で、自分がどんな人・情報・考え方に触れているかを意識することで、少しずつアップデートしていくことができます。
そもそも考え方とは、自分自身の物事の捉え方や、思考のパターンのことです。
たとえば、仕事で失敗したときに「やっぱり自分はダメだ」とただ落ち込んで終わる人もいれば、「次はこうしよう」と学びや次の行動に切り替えられる人もいます。
同じ出来事だとしても、人によって考え方は大きく変わります。
重要なのは「自分の考え方は、まわりの人や情報から大きな影響を受けている」ということです。
しかも、そうやって周囲の影響を受けて作られた考え方は、自分が本当に求めている姿とは限りません。
結果的に「本当はこうしたい、でもそうできない」とズレてしまうんですよね。
だからこそ、自分の考え方は、自分で意識して整えていく必要があると僕は考えています。
ここではその理由を3つに分けて見ていきます。
- 教えてもらえる機会が少ない
- 身近な人に強く影響される
- 触れる機会の多い情報に影響される
理由①:教えてもらえる機会が少ない
「どう考えると良いか」は、自分にあったものを自分で探して、拾いに行く必要があります。
仕事や学校で技術や手順などは教えてもらえても、物事の捉え方や、解釈の仕方を、丁寧に教えてくれる場所はほとんどないからです。
最近はAIもあるので以前より、知識はずっと手に入りやすくなりました。
でも、必要なのは人間としての揺らぎもありながら、自分はどう考えて、どう判断していくか、だと思っています。
- うまくいかなかったとき、どう立ち直るか
- 迷った時に何を判断軸にするのか
- 何を大事にして、何を手放すか
言われてみれば、考え方なんて、ちゃんと習った記憶ないかも。



そうなんです。結果の正誤は教えてくれても、物事をどう受け止めて、どう考えるといいのか。そんな話は、まずないんですよね。
だからこそ、考え方は誰かに教えてもらうのを待つのではなく、自分に合ったものを探しに行く必要があります。
理由②:身近な人に強く影響される
人は、身近な人から、思っているよりずっと強く影響を受けています。
その集団の中で適応していくために、無意識に言葉や考え方を少しずつ合わせていくからです。
知らないうちに似てくるものには、こんなものがあります。
- よく使う言葉
- 物事の捉え方や解釈
- 行動パターン
そして、身近な人の中で、考え方や行動が似ていくことは、研究でも証明されています。
ニコラス・A・クリスタキスとジェイムズ・H・ファウラーの著書『つながり――社会的ネットワークの驚くべき力』でも、人の言動や感情は、直接つながっている人だけでなく、その先のつながりにも影響していくことが紹介されています。
つまり、自分の考え方は、身近な人や、その身近な人がふだん繋がっている環境の影響までも受けているということです。
逆に言えば、自分が目指したい考え方を持っている人に触れることができれば、その影響を受けることができるということでもあります。
自分の思考パターンは、「誰のそばにいるか」でも決まってくるということです。



ガラッと人間関係を変えましょう、なんて無理な話ではなくて、少しだけ違う人の価値観に触れるだけでも、僕はすごい変わりましたよ。
理由③:触れる機会の多い情報に影響される
よく触れる情報は、知らないうちに考え方に影響を与えます。
人間は入ってくる情報を、良し悪しに関係なく自然と取り込んでしまうからです。
たとえば、朝のニュースで人の不幸や不満に触れると、自分まで気分が沈んだり、不安になったりします。
さらにSNSには「わかりやすい物語」があふれています。
真実かどうかもわからないまま、そうした話は記憶に残っていくのです。
その結果、次のような考えに知らず知らず引っ張られてしまいます。
- 成功を目指さないといけない
- 外は危険でいっぱいだ
- 〇〇が悪いんだ
情報収集そのものは必要なことです。ただ、無意識に繰り返してしまうため、気づかないうちに考え方まで変わっていきます。
日頃から見聞きする情報を少し選ぶだけでも、望まない影響は受けにくくなります。
確かに、見ているときは何とも思っていなくても、あとから比べて落ち込んだり、焦ったりすることがあるな。



僕はSNSやニュースから入ってくる情報を選ぶようにしてから、前より周囲に引っ張られず、自分のペースで考えやすくなりましたよ。
僕が変わりはじめたのは「聴くもの」を変えてから


昔の僕は、本当に口だけでした。
ふとした瞬間に「このままじゃまずい、何かしなきゃ」と意気込んではみるんです。
でも、いつも変われない。
気づいたら、いつも通りスマホを開いて、ゲームをして、SNSを眺めている。
本を買っても、ペラペラめくって「いいこと書いてありそうだな」とワクワクするだけで満足していました。
読みかけの本ばかりがどんどん積み上がっていくのに、自分は何も変わらない。
そのたびに「これだからダメなんだよな」と、自分にがっかりしていました。
それでも「この状況を抜け出したい」という気持ちだけは、ずっと頭の片隅に残り続けていたんです。
そんなときに見つけたのが、Audibleの無料期間でした。
「読むのは無理だったけど、聴くだけならできるかもしれない」と思って、ダメ元で試してみることにしました。
いつもならスマホゲームをしたり、SNSを流し見したりしていた電車の移動時間。
そこで、1冊だけ再生してみたんです。
当時、無料期間に聴いたのは、犬飼ターボさんの『チャンス』という本です。
主人公が、ある人との出会いをきっかけに成長していくストーリーでした。
物語だから、頑張ってメモを取る必要もない。
それが、僕にはすごく合っていました。
最初は「いい話だな、わかるわ」と思いながら、ただ聴いていただけです。
ノウハウを教えてくれる本ではないので、何か劇的に変わったわけでもありません。
でも、迷ったときや、いつもの自分に戻りそうになった瞬間に、本の中の言葉がふっと出てくるようになっていきました。
覚えようとしたわけじゃないのに、考え方が少しずつ自分の中に入ってきていたんだと思います。
この経験があるから、僕は「触れるものを変えれば、自分も少しずつ変われる」と実感しています。
意識して頑張らなくても、よく聴いている声には、いつの間にか影響を受けている。
それを逆にうまく使えば、自分を変えるきっかけにできるんですよね。
だから今でも、その時々で「この人の考え方を取り入れたい」と思える人の声に、自分から触れるようにしています。
- Audibleで聴いてみる
- PodcastやVoicyで、音声配信をきく
- SNSやYouTubeなどはフォローする配信者を選びなおす
やったのは、毎日触れる情報を「目標にしている人」から選ぶようにしただけです。
それだけで、自分の考え方がゆっくり変わっていきました。
いちばん大きかったのは、悩むより先に、まず取りかかれるようになったことです。
前の僕は、「何かしなきゃ」と意気込んでも、結局何もしないまま終わっていました。
やる前に「どうせ中途半端になる」「意味あるのかな」とか悩んで、手が止まっていたんです。
今は、迷ったらまず手を動かしてみる。
わからないことがあれば、まず学んでみる。
その繰り返しで、新しいことにも挑戦できるようになりました。
朝も早めに起きるようになって、休日も前より充実しています。
「頑張るぞ」と気合いを入れても、僕は続きませんでした。
でも、目標にしている人の声を聴くだけなら、無理なく続けられたんです。
目標にしている人に、少しずつ自分が寄っていく。
その感覚が「ちゃんと前に進めてるな」という実感になっていて、今はそれがけっこう楽しいんです。



憧れの人に、少しずつ自分が寄っていく感覚。
これが、なかなか面白いんですよ。
まとめ:考え方は、選んだもので少しずつ変わる


考え方は、頑張って変えるものではなく、毎日触れるものから、徐々に変わっていくものです。
- 考え方は、知らないうちに身近な人や毎日の情報から強く影響を受けている
- 放っておくと、自分で選んでいない方向に作られていく
- だから、誰のそばにいるか、何を見聞きするかを自分で選ぶ
- 触れる情報を選び直せば、少しずつ変わっていける
やることは、気合いを入れることではなく、触れる人や情報を、自分で選ぶことです。
変わりたい気持ちがあるなら、その時点でもう半分は動き出していると、僕は思います。
あとは、AudibleでもYouTubeでも音声配信ででも何でもいいので、今の自分が「こうなりたい」と思える人の声を聴いてみる。
通勤中でも、家事の合間でも、寝る前の少しの時間でもかまいません。
「この時間、ちょっともったいないな」と感じる時間があれば、まずは5分からで十分です。
それだけでも、自分の中の変化を感じられると思います。



僕の場合、変わりはじめたきっかけは、頑張る量を増やしたことではなく、聴くものを変えたことでした。









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